バイスプレジデント兼副会長
Abdul Latif Jameel International
ファディ・モハメッド・アブドゥル・ラティフ・ジャミールは、アブドゥル・ラティフ・ジャミールの国際担当副社長兼副会長です。同社は、故アブドゥル・ラティフ・ジャミールによって1945年に設立された、家族所有の多角的な事業体です。
MENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域、ヨーロッパ、南北アメリカでのアブドゥル・ラティフ・ジャミールの国際事業を統括しており、アブドゥル・ラティフ・ジャミールの取締役会メンバーを務めています。
Community Jameelの芸術・文化プログラムにも深く関わる彼は、Art Jameel(アート・ジャミール)の創設者および会長です。彼の芸術への情熱と鑑識眼は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館やニューヨークのメトロポリタン美術館とのパートナーシップなど、芸術分野におけるイニシアチブとパートナーシップに数多くの成功をもたらしました。Art Jameelは近年、2つの大規模なアートセンターの開設を発表しており、Hayy: Creative Hubはサウジアラビアで2020年冬にオープン予定、またJameel Arts Center Dubai(ジャミール・アートセンター・ドバイ)がアラブ首長国連邦で2018年11月にオープンしています。これらのセンターは、MENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域やその他地域でのコンテンポラリーアートや創造的な起業家精神を支援・育成するためのプラットフォームとなります。彼はまた、MITのCouncil for the Artsのメンバーでもあります。
現職に就く以前は、カリフォルニア州トーランスにあるレクサスの北米本社で、投資戦略、戦略的方向性、および同社の成長および投資計画のための技術レビューに従事していました。
東京の上智大学で政治学の学士号を取得しており、英語、アラビア語、日本語を話します。
1945年に創業し、2020年に75周年を迎えたAbdul Latif Jameelは、多岐にわたる事業を展開する民間グローバル投資家です。世界経済を牽引する基幹産業の未来の創造を目指し、主要産業でさまざまな取り組みを実施しています。こうした取り組みの例としては、モビリティ、金融サービス、エネルギー環境サービス、医療分野への投資をはじめ、消費者向け製品や不動産開発、専門サービスなどの多角的な事業が挙げられます。
6大陸30か国以上で事業を展開し、世界中に代表事務所を構えるAbdul Latif Jameelは、11,000名に上る従業員を擁しており、従業員の国籍は40か国以上に及びます。