アート・ジャミールは2017年6月6日にオープンするジャミール伝統芸術館/ジェッダの初の年次展覧会の開催を祝います。この展覧会はジャミール伝統芸術館/ジェッダの最初の1年間のプログラム終了時に開催されます。この展覧会では、1ヶ月かけて1つの作品を手がけた18名の参加者の最終的なプロジェクト作品を展示しています。異なるモジュール上の描画、1年を通して探求した工芸品の数々、それぞれが伝統芸術の言葉での芸術の主要な作品を生み出しています。この展覧会は6月15日まで開催されます。

アート・ジャミール代表のフェイディ・モハメッド・ジャミール氏(Fady Mohammed Jameel)は説明します。「ジャミール伝統芸術館/ジェッダで最初の年次展覧会を開催することができて嬉しく思います。アート・ジャミールの役割は、中東の芸術、教育および遺産を支援することです。この展覧会はそれを行うためのプラットフォームなのです。この展覧会が地元の才能ある人々を紹介し、そして私たちの故郷であるジッダで開催されている。この事実は私を大きな誇りで満たしてくれます。」

参加職人は以下の方々です。Bahaa Abolenin、Denise Aboushoushah、Sahrish Ali、Rana Amoudi、Yusra Alanesi、Rania Badrig、Eman Albanjari、Salwa Bashammakh、Stephanie Delfour Berroche、Dania Gazzaz、Haneen Alhamdan、Afraa Alhazmi、Hanaan Jamal、Bayan Makki、Noura Almalouh、Carla Roma、Deema Sharbatly、Deema Showail。展示されている作品は、木工品、陶器、絵画および石膏などの様々な材料、そして縮小画およびタイルから、時計、テーブルそしてゲームまで多様なプロジェクトを映し出しています。

アート・ジャミール所長のアントニア・カーヴァ―氏(Antonia Carver)は述べました。「私たちはこの1年間のプログラムの成果に満足しています。参加者達は、このモジュールを見事に最先端の作品に変えました。プログラムでのモジュールはPrince’s School of Traditional Artsにより支給され、幾何学およびナバティデザインやマンガの工芸品、石膏の彫刻および陶器が含まれていました。2017年秋にはジャミール伝統芸術館/ジェッダは2年目に入り、私たちは期待に胸を膨らませています。申し込みは昨年と比較して50%増加しました。」

ジャミール伝統芸術館/ジェッダは2015年にオープン、2016年9月には最初の1年間のプログラムを開始しました。Prince’s School of Traditional Artsとサウジアラビア文化・芸術協会(Saudi Arabian Society for Culture and Arts)とのパートナーシップとして、ジャミール伝統芸術館/ジェッダはイスラムの幾何学、パターンとデザイン、ナバティの装飾品、色の調和と装飾技術、木細工、石膏彫刻、および旧市街の豊かな建築遺産内のその他伝統工芸品に注目したプログラムを提供しています。

ジャミール伝統芸術館/ジェッダは、公共のワークショップや夜間クラスのカレンダー、旧市街の活気溢れる祭りへの参加を通して、地域社会と交流しています。歴史的建造物やジェッダの国際色豊かな過去と強い結びつきを持つジャミール伝統芸術館/ジェッダは、旧市街、古代の伝統、ユニークな生活様式を存続させるための活動の中心的存在です。

この展覧会は旧市街のAl-Dahab通り脇、Al-Mimarモスクの裏手にあるジャミール伝統芸術館/ジェッダにて開催されています。