また、ファディーは「スポットライト」の中で、政策や技術、アプローチといった側面からもそれらの重要な問題について考察していきます。 さらに、彼は、アブドゥル・ラティフ・ジャミールのコミュニティーの中、加えてそれらの問題と深く関わりのある業界、科学、学会等に従事し、解決策を考え、世界に貢献していこうとする人々と意見を交換していきます。
十一月 23, 2023
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ドバイ、アラブ首長国連邦
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従来、景観を定める選択肢は二者択一であると思われてきました。薄汚れた工業化都市の風景か、柔らかな緑の広がる田舎の風景かの二択です。永遠に交わることなくそこにある、ふたつの側面です。
十一月 16, 2023
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活火山のカルデラを覗いたことがある人なら、そこに潜む巨大なパワーを肌で感じたことがあるでしょう。時には、火山がその威力の片鱗を見せることもあります。1815年にインドネシアで発生したタンボラ山の噴火は、1883年のクラカタウ(クラカトア)山の噴火[1]の約10倍の威力があり、地球を呑み込むくらいの硫酸塩の雲を噴出しました。この影響で気温が下がり、気象パターンが乱れたため、広い地域で農作物が不作となり、飢饉が蔓延しました[2]。
[1] タンボラ山で発生した噴火は、そこから約1,500km離れたクラカタウ山の噴火の10倍の威力があったにも関わらず、あまり広く知られていない。その一因には、当時まだ伝達手段が発達しておらず、船で知らせが届いたためニュースが限定的にしか広まらなかったことが挙げられる。クラカタウ山の噴火が発生した1883年は電信が発明された後だったため、瞬く間にニュースが広まった。