Abdul Latif Jameel投資担当副社長 兼 JIMCO最高経営責任者
シシシュ・カウルは、故アブドゥル・ラティフ・ジャミールが1945年に設立した家族所有のグローバル多角化企業、Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)の投資担当副社長、およびジャミールファミリーの投資会社であるJIMCOの最高経営責任者を兼任しています。
カウルは、Abdul Latif Jameelのすべての投資部門を監督しています。
カウルは世界複数の市場で金融法務を経験しており、現職に就任する前は、17年以上にわたりAbdul Latif Jameelの財務および法務担当副社長を務めました。大手グローバル銀行グループでキャリアをスタートさせてから30年以上にわたり、多角化事業を展開する多国籍コングロマリット企業で上級職を歴任してきた実力派です。Abdul Latif Jameelに入社する前は、別の家族所有の多角化企業に10年以上勤務しています。
カウルは、Abdul Latif Jameelの事業全体にわたり、多数の取締役を兼任しています。Abdul Latif Jameel Finance(アブドゥル・ラティフ・ジャミール・ファイナンス)、Abdul Latif Jameel Energy(アブドゥル・ラティフ・ジャミール・エナジー)の一部門であるFotowatio Renewable Ventures(フォトワティオ・リニューワブル・ベンチャーズ:FRV)やAlmar Water Solutions(アルマー・ウォーター・ソリューションズ)はその主たる例です。また、以前はRivian(リヴィアン)の取締役にも就任していました。
カウルはインド工科大学で機械工学の工学士号を取得後、インド経営大学院で金融およびマーケティングを中心とする経営管理学の準修士号(Post Graduate Diploma)を取得しています。また、ムンバイ大学で法学士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンス(LSE)で会計ファイナンス学の修士号を取得しています。
カウルは、英語、ヒンディー語、マラーティー語、カシミール語、マレー語/インドネシア語を流暢に話すマルチリンガルです。
1945年に創業し、2020年に75周年を迎えたAbdul Latif Jameelは、多岐にわたる事業を展開する民間グローバル投資家です。世界経済を牽引する基幹産業の未来の創造を目指し、主要産業でさまざまな取り組みを実施しています。こうした取り組みの例としては、モビリティ、金融サービス、エネルギー環境サービス、医療分野への投資をはじめ、消費者向け製品や不動産開発、専門サービスなどの多角的な事業が挙げられます。
6大陸30か国以上で事業を展開し、世界中に代表事務所を構えるAbdul Latif Jameelは、11,000名に上る従業員を擁しており、従業員の国籍は40か国以上に及びます。