• 115 MWac Metz Solar Farmは、ニューサウスウェールズ州の最大4万世帯にクリーンエネルギーを供給し、年間約28.8万トンのCO2排出削減を実現します
  • Abdul Latif Jameel EnergyとFRVによるオーストラリアでの融資合意の締結は今年3度目になります
  • このプロジェクトは、Abdul Latif Jameel EnergyとFRVによる当国で8番目の太陽光発電所となり、合計650MWの太陽光発電を所有することになります

Abdul Latif Jameel Energyは、世界有数の再生可能エネルギー実用化規模プロジェクトのデベロッパー、Fotowatio Renewable Ventures(FRV)を通じ、115 MWac Metz Solar Farmへの資金提供契約を締結しました。資金は、Loan Market Association(ローンマーケットアソシエーション)のグリーンローン原則とグリーンプロジェクト要件に準拠したグリーンファイナンスの形で、Westpac(ウエストパック)とNord(ノード)/NLBにより提供されます。この融資は、FRVのオーストラリアで2番目のグリーンローンであり、この種の再生可能エネルギープロジェクトへの融資としては国内初のものです。

FRVは今年11月にこのプロジェクトの取得を完了しました。プロジェクトは、2018年に締結されたSnowy Hydro(スノーウィー・ハイドロ)との電力購入契約(PPA)に基づいています。

発電所は、ニューサウスウェールズ州のニューイングランド地方、アーミデールから東へ20kmのヒルグローブ近郊に位置し、国の送電網に繋がることで年間4万世帯分の電力を供給する予定です。それは、6万6,000世帯というこの地方の家庭の半分以上を占めることになります。

また、当プロジェクトによって削減される温室効果ガスの年間排出量は、CO2換算で28.8万トンと試算されています。

Metz Solar Farmは、プロジェクト実施の各過程で直接雇用を創出し、アーミデール地方と広域地域社会に大きな利益をもたらすことが期待されます。建設期間中は、年間最大100人の労働者に仕事を提供できると試算されています。 

Metz Solar Farmの参加により、FRVがオーストラリアで運営中および建設中の太陽光発電プロジェクトは8件となりました。そのうち4件はニューサウスウェールズ州にあり、モーリー(56MWac)とグーナンブラ(69.75MWac)はすでに運営を開始しており、セバストポル(90MWac)は建設中です。 

FRVオーストラリアのマネージング・ディレクター、カルロ・フリジェリオはこう述べています。

「Metz Solar Farmの建設資金を確保でき、ニューサウスウェールズ州が推進中のエネルギー移行へ貢献できることを嬉しく思います。オーストラリアのFRVにとっては、12か月足らずの間で3件の重要な融資合意の締結を達成した異例の年となりました。これは、当国内での太陽光発電という私たちのユニークな資産形成を、成長させ強化するという私たちの強いコミットメントを示すものです。」

Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)のファディ・ジャミール副社長兼副会長はこう述べています。

「Abdul Latif Jameel Energyは、FRVとの協業を通じて、オーストラリアの野心的な太陽光発電容量目標の達成に大きく貢献し、昨年度は多くの大規模太陽光発電所で重要なマイルストーンに到達しました。オーストラリアはすでに世界有数の太陽光発電の導入国であり、私たちは今後も同国の再生可能エネルギーへの移行の迅速な推進に努めていきます。」