From the Abdul Latif Jameel Health press office

  • トルコ、インド、オマーン、クウェート、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなどの主要市場において、現地で定評のある企業をパートナーに選定
  • 多国籍ネットワークインフラの拡大を急ぎ、Abdul Latif Jameel Healthが確約に掲げる「グローバル・サウスを中心とする最新医療へのアクセスの拡大」を実現

多岐にわたる国際事業を展開している同族経営グループ、Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)の傘下にあるAbdul Latif Jameel Health(アブドゥル・ラティフ・ジャミール・ヘルス)は、グローバル・サウスにおける現代医療へのアクセスを促進し、人々の健康を守るためにグローバル商業チャネルを新設することを発表しました。

今回確定したパートナー企業とのネットワークは、インド、クウェート、モロッコ、オマーン、サウジアラビア、トルコ、アラブ首長国連邦など、地理的に広範囲な主要市場を網羅するものです。このネットワークを通じて、Abdul Latif Jameel Healthが承認した医薬品を、病院、診療所、医療機関などに迅速に陸上輸送することで、医療を最も必要とする人々の健康の改善を実現します。Abdul Latif Jameel Healthは、他の主要市場でもパートナーシップや買収に関する契約交渉を続けており、今後数か月の間にアフリカ、南・東南アジア、ラテンアメリカへネットワークを拡大していく予定です。

2020年の設立以来、Abdul Latif Jameel Healthは、より効率的に医療を提供するため、イノベーションや従来の常識を破る破壊的アプローチを通じて著名な医療機関と強固なパートナーシップを築いてきました。このようなパートナーには、Butterfly Network(バタフライネットワーク)、EQRx、Cyberdyne(サイバーダイン)、Evelo Biosciences(エベロ・バイオサイエンシズ)、Melody International(メロディ・インターナショナル株式会社)、Holoeyes Inc.(ホロアイズ株式会社)などが含まれます。

Abdul Latif Jameel Healthのアクラム・ブシェナキCEOは次のように述べています。

「グローバル・サウスは地理的に広大で、商業的にも文化的にも多様で複雑な国々で構成されています。そのため、市場の本質を理解し、私たちが提供する製品やサービスについて各国の規制当局と連携できるパートナーが不可欠なのです。

Abdul Latif Jameel Healthは、医療機器/医薬品/診断/治療薬メーカーに包括的なワンストップマネージドサービスを提供し、メーカーが個別に管理するよりも複数の市場に迅速にアクセスできる体制を確立するという確約を実現しつつあります。当社の製品を最も必要としている人々に素早く届け、医療不足を解消し、包括的な医療を推進する傍ら、こうした市場に潜在している商業的可能性を開拓できればと思っています」

先月、Abdul Latif Jameel Healthは、グローバル・サウス全域における現代医療へのアクセスを加速する理念の実現に向けて、世界的に著名な科学者3名を特別科学顧問に任命することを発表しました。任命されたのは、Thrombosis Research Institute(血栓症研究機関)ディレクターおよびユニバーシティ・カレッジ・ロンドン外科名誉教授カッカル卿、マサチューセッツ工科大学(MIT)医工学研究所(IMES)および生物工学部の医工学部教授を務め、Jameel Clinic(ジャミール・クリニック)の創設に寄与したジェームズ・J・コリンズ博士インペリアル・カレッジ・ロンドン腫瘍学部のチャールズ・クームズ教授(PhD MBBS FRCP MD FMedSci)の3名です。

Abdul Latif Jameel Healthは、世界の医療格差の是正に向けて、グローバル・サウスを中心とする最新医療へのアクセスの拡大を目的に2020年に設立されました。Abdul Latif Jameel Healthは、より良い未来を目指してイノベーションを続けるジャミール・ファミリーの長年のコミットメントを反映し、現在の世界における具体的なニーズに対応するための商業環境の構築に取り組んでいます。世界中のパートナーと協力し、既存のソリューションの流通を目指して新興市場の開拓・育成を行う傍ら、未来を創るメディテックへの投資を続けています。