世界が「環境配慮型」への脱皮を図り、地球温暖化による気候危機との闘いを進める現在、電気自動車(EV)の販売台数は急拡大しています。世界的に、バッテリー駆動車は2023年の新車販売の約20%を占め、わずか5年前と比べても市場シェアは10倍に増加しています[1]。しかも、電動へと向かうこの勢いはさらに増加しています。2023年、EVは2022年から前年度比35%増となりました。また同年、10年前の年間登録数より多い数の新規EVが週ごとに登録されました。どこを見回しても、電撃的なペースで友人や隣人が環境配慮型のエコカーを購入しているように思われます。

ただし、ひとつ注意点があります。この認識が、どの地域に立って考えるかによって大きく変わってくるということです。2023年には1,400万台の新規EVが登録され、世界的な保有台数を4,000万台超へと押し上げたものの、これらの販売台数の90%以上は欧州、中国、米国の成熟した自動車市場での実績でした。

中東、ユーラシア、アフリカ大陸といった新興市場では、EV導入は比較的緩やかな状況が続いています。中東全体では、エコカーの登録は合計販売台数の1%にも届きません。これは、環境に優しい輸送への世界的な動きを考えると、統計的な外れ値と言えます[2]

中東におけるEVへの移行の遅さの一般的な理由として、この地域の石油や天然資源との歴史的な関係性がよく挙げられます。中東諸国の多くが、世界的な化石燃料への依存を背景に富を築いてきました。この地域において、石油は1兆ドル以上の年間収益をもたらし、今から2030年までの間にも年間4%近くの継続的成長が見込まれています[3]

しかし、アラブ首長国連邦の経済的なサクセスストーリーに導かれるかたちで、中東でのEVへの関心の薄さに変化の兆しが現れつつあります。2023年、UAEでは3万5,000台の新規EVが登録され[4]、UAEでの販売普及率は3%まで上昇しました。もっとも、世界平均にはまだ遠く及びませんが、これは後続するカタール(0.6%)やサウジアラビア(0.1%)と比べればきわめて高い数字です[5]

これに勢いを得て、UAEは今世紀半ばまでに、国内の全走行車の半数を電気自動車に移行することを目指しています。この意欲が周囲に伝染するかもしれません。業界専門家は、この上昇傾向が急速に他の中東市場にも波及すると予想しています。世界的なコンサルティングファームのDeloitte(デロイト)は、今後数年で中東のEV市場は劇的な成長を遂げると予測し、2028年までに、2023年時点の27億米ドル規模のおよそ3倍となる76億5,000万米ドルに到達する可能性があるとしています[6]

では、一体何が、この遅まきながら歓迎すべき中東のEV市場の情勢変化を促進する要因となり、またグリーン化への移行の障壁として想定されるのでしょうか。

法制度がEV促進の官民連携を促進する

予測される中東市場でのEV販売の急増には、いくつかの要因が考えられます。すなわち、政府によるEV支援の法制度の整備、同地域での足がかりを模索する大手メーカー間の競争、リスクを分担し収益を最大化できる合弁事業の締結、蓄電池ソリューションの拡大に融資する意欲的な投資です。

国家レベルの支援なしでEVに期待される高い成長軌道を実現できる業界はそうありません。中東各地で、その取り組みを速やかに主流へと押し上げていくイニシアチブが始まっています。

一例として、サウジアラビア標準組織(SASO)は、現在、より広範なEV導入への道を開くべく、公道でのEV走行に関する規制の最終調整を行っています。同時に、サウジの公共投資基金(PIF)は、未来は電気とともにあることを認識し、韓国の大手自動車メーカーであるHyundai(ヒョンデ)や米国のサステナブルカーのパイオニア、Lucid Motors(ルーシッド・モーターズ)に対し、同国内でのEV製造開始に数十億ドルを出資して支援を行っています。Lucidの最初の工場は2023年9月にジェッダで操業を開始し、サウジ政府は今後10年間で10万台のLucid EVの購入を確約しています。

サウジアラビアはさらに、自国が後押しするエコカーに資金調達を行い、主導権を握ろうとしています。Foxconn(フォックスコン/鴻海科技集団)のCeer(シア)は、紅海沿岸のアブドゥッラー国王経済都市(KAEC)を拠点に、2025年までに初のセダン型電気自動車とSUVの生産ラインの稼働開始を目指しています。このプロジェクトでは、王国の潤沢な基金から90億米ドルを共同出資し、マイクロチップ、EV部品、関連エレクトロニクスの製造を行います。このような大胆な戦略が身を結ぶのは確実であり、Ceerは2034年までに、1億5,000万米ドルの海外投資を惹きつけ、3万件余りの雇用を創出し、同国のGDPの約80億米ドルを占めることになると予想されています[7]

一方、UAEでは、ドバイ道路交通局(RTA)が同国の充電ステーションのより包括的なネットワークに向けた法制度の基盤整備を進めています。アブダビの新規制では、EV供給装置の所有と管理に関する初の規則が制定されました。

これらの新法が、最近のEVに有利な顧客向け価格体系と相まって、業界への信頼性を高め、民間投資をより魅力的な提案にしています。

ドバイは、独自の「2030年グリーン輸送戦略」を策定し、2030年までに国内で4万台以上のEVを走行させるという目標を掲げています。例を示すと、同政府は2030年までに、同国の自動車の30%を電気自動車またはハイブリッド車とすることを目指しています。戦略の一環として、EV所有の利便性と実用性を高めていくことがあり、今から整備されるすべての駐車場の5%以上は低炭素車専用として指定されなければならないと宣言しています。

UAEの環境に優しい交通網の積極的推進は、EVが発展しやすい環境づくりの枢要であり、同国は2023年グローバル・エレクトリックモビリティ・レディネス・インデックスにおいて第7位となりました[8]

ヨルダンは、法制度による改革の力の十分な証拠を提示しています。2020年、ヨルダンはEVの輸入関税を25%から10%に引き下げました。これは、ハイブリッド車(55%)、ガソリン車(86%)の輸入に課せられる関税と比較してもきわめて低い数字です。その結果、EV乗用車の販売台数は2023年に46%近く増加し、23,400台に達しました[9]。この動きは今後も効力を維持し、2032年までに年間4万台以上までEV販売を引き上げる可能性があります[10]

共同投資もまた、特に市場への新規参入者にとっては、リスクを分散して規模の経済を達成する賢明な方法であることが証明されています。

例えば、アブダビの投資会社、CYVN Holdings(CYVNホールディングス)は、中国のEVメーカーNIOに11億米ドルを投資して事業の成長を支援しています。国家間としては、UAEのエネルギー・インフラ省がスウェーデンの電気トラック企業、Einride(アインライド)とパートナーシップを組み、2,000台の電気トラックと200台の自動運転トラックを供給して同国全域にわたるサステナブルな輸送に取り組んでいます。

サウジアラビアの国境では、投資省が中国のスタートアップ企業、Human Horizons(ヒューマン・ホライゾンズ/華人運通)と、同地域での電気自動車の製造と販売に関する56億米ドルの契約を締結しています。

人材と資金の相互作用のさらなる例として、米国メーカーのGauss Auto(ガウスオート)は昨年、バーレーンのMarson Group(マーソングループ)に参画し、バーレーンで初のEV工場を開設しました。サルマン工業都市の米国貿易地域に位置するこの工場では、二輪車や三輪車、乗用車など多様な車種の車が製造される予定です。

このように活発な環境下にあることから、グローバルな大手EVメーカーが中東の自動車市場を開拓し始めているのは当然のことかもしれません。

中東のEV市場で先頭に立つ中国

米国の自動車大手、Ford(フォード)は、2025年までに湾岸地域全体での一連の自社EVの展開を計画しています。これは、同業の米国OEMであるGeneral Motors(ゼネラルモーターズ)に続こうという動きで、GMは2023年に中東でCadillac(キャデラック)のリリック、GMCのハマーEV、Chevrolet(シボレー)のBOLT EUVを市場投入しています。中東でのEVの需要急増の可能性を狙っているのは、もちろん米国だけではありません。世界販売の60%を占めるEV市場の支配者である中国は、当然のことながら、中東での攻勢をリードしています。

UAEは中国産EVに特に積極的であり、その連携は間違いなく、最近、中国が創設メンバーでもある政治・貿易協力組織、BRICSにUAEが加盟したことで促進されています。UAEでEVを販売開始した中国メーカーの数は、2023年に倍増しました。結果、UAEは中国の輸出市場トップ10において第9位となり、およそ15万9,000台が輸出されています[11]

2024年にはすでに、Dongfeng Motor(東風汽車集団)の子会社であるVenucia(ヴェヌーシア/啓辰)が、複数の地域パートナーと一連の戦略的協定を交わし、Arcfox(アークフォックス/極狐)、Skyworth Auto(スカイワースオート/創維汽車)もまた数十億ドル規模の車両輸入契約を締結しています。

深圳を拠点とするBYD Auto(比亜迪汽車)は、中東で存在感を強めるもうひとつの中国EVメーカーです。彼らは、ライバルとなるEVメーカー、Tesla(テスラ)やVolkswagen(フォルクルワーゲン)のID.4などがすでにエコカーへの需要を確立しているヨルダンへの関心を深めています。エジプトでは、BYDのプラグインハイブリッドとEVが、一部タクシー市場に注力することで、より確立したブランドに対して効果的に競争を展開しています。

中東でのEV移行の背景にあるポジティブな流れを受けて、未来へと注目が集まっています。エコカーを生産するメーカーの行く先にはどんな危険が待ち受けており、このような明るい見通しを確かなものとしていくためには、どのような対策が考えられるでしょうか。

EVへの障壁を乗り越えられるイノベーション

前向きな宣伝と健全な販売は正しい方向への道筋ですが、インフラストラクチャーへの堅固なサポートがなければ、中東でのEV革命は初期の期待に応えることができないかもしれません。

もし現地メーカーが自社の自動車を走らせるための電池を調達できなければ、もしくは購入者が充電オプションの不足により問題に直面するようであれば、彼らは化石燃料の代替車を選び、そちらへ回帰してしまうでしょう。

幸いなことに、複数の国ではすでにサステナブルな移動に向けた基礎固めが始まっています。

UAEでは今年、ラスアルハイマ経済圏(RAKEZ)に半導体電池を製造する40GWhのギガファクトリーを建設する計画が発表されました[12]。工場は、米国拠点の電池メーカー、Statevolt(ステートボルト)から見返り資金として32億米ドルの投資を受ける予定です。これは、同地域初の電池リサイクル工場計画の後を追うかたちで発表されました。UAEのエネルギー・インフラ省、Lohum(ロハム)、BEEAH Group(ビーアグループ)とのパートナーシップによるこの工場は、年間最大3,000トンのリチウムイオン電池を生産し、同時に15MWhの電池をエネルギー貯蔵システム向けに再調整します[13]

一方、サウジアラビアでは、産業・鉱物資源省からの数十億ドルを新たなEVバッテリーメタル工場と製鋼設備へと投資しています。このプロジェクトは、32億米ドルの投資を鉱物資源セクターに惹きつける広範なスキームの一環で、サウジアラビアをMENAの採鉱・物流ハブにするという野心的構想の要となるものです[14]。この投資を実施後、同省は海外企業から100を超える探査ライセンスの申請を受けています。

充電ステーションも急速に増加しています。この地域全体でのEV数が比較的少ないことを考えれば、中東の充電設備設置率がすでに6.5であるのは驚くべき数字で、これは世界平均の15.9を大幅に超えています。ただし、この数値は、カタールでは1.8、UAEでは7.1、サウジアラビアでは10.4と、国ごとに大きな差があります。また、これらの地域の広大な土地を考えれば、充電供給は「あるとよいもの」ではなく「なくてはならない」存在です。

包括的な充電ネットワークの整備は進んでいます。例えば、UAEでは、充電ステーションの数が現在350ヶ所まで増え、ドバイ電力水道局(DEWA)は2025年末までにさらに1,000以上の充電ポイントの設置を計画しています。Etihad Water & Electricity(エティハド水道電力)は、同国の北部全域に多数のACおよびDC充電設備を設置し、EV無制限充電サービスを開始しています。パートナーシップもその効力を発揮しています。TAQAADNOC Distribution(ADNOC物流・販売)は、協力してEV充電ステーションの独自チェーンの構築・運営を進めています。

サウジアラビアでは、EVの多くが自宅で夜間に充電されることを立法府が認識しています。サウジ電気自動車充電インフラ開発イニシアチブは、2025年末までに5万台以上の国内充電ステーション設置を目指しています[15]。同時に、Saudi Electric Company(サウジ電力会社)は、日産自動車、東光高岳、東京電力とともに、国の全域にわたるEV急速充電ステーションネットワーク構築事業を進めています[16]。広く導入が実現すれば、これはきわめて重要な役割を果たします。

サウジアラビアはまた、EV充電の革新技術の開発にも意欲を見せています。自動車サービスプロバイダのPetromin(ペトロミン)は、Electromin(エレクトロミン)という子会社を設立し、同国全域に100ヶ所のEV充電ポイントを設置しただけでなく、そこでのユーザーの充電パターンを支援するモバイルアプリも立ち上げました。

ヨルダン政府は、EVの効率性と適法性を示すべく、1万ヶ所以上の公共充電ポイント整備に投資し、政府公用車として数百台のTesla車を購入しています。

気候への懸念

こういった進展はあるものの、中東特有の環境に対するEVの適合性に関しては、一般的な懸念を軽減するためにしなければならないことがまだあります。

電気自動車は主に、中東のような灼熱の乾燥した気候が続く地域ではなく、涼しく穏やかな気候の下で開発されています。環境によって電池の性能に影響が生じることがわかっており、ある研究では、35ºC以上の気温では、潜在的な走行距離は最大17%短縮される可能性があることが示唆されています[17]

ただし、メーカー各社はこの問題を認識しており、解決策を見出すべく尽力しています。極端な気温に耐えうる特殊EV部品が設計され、バッテリー寿命を維持し、パフォーマンスレベルを調整するための冷却システムの能力向上が急速に進められています。

疑念は、いわゆる「走行距離不安」にも残ります。EVが1度の充電で走行できる距離の限界に対する懸念です。この認識は、広大で過酷な砂漠地帯が広がるこの中東においては特に危険なものです。しかし、EVの最新世代では、この流れも変化しつつあります。試験では、複数のEVが現在、1回の充電での走行距離を500マイル(約805km)以上、あるいは600マイル(約966km)にまで伸長しています。Tesla、NIO、Lucidのモデルなど、いずれも中東でのプレゼンスがある車種です[18]。その他多くのEVも400マイル(約644km)の閾値を超えてきており、これらの驚異的なマイルストーンが例外ではなく標準となりつつあることを示しています。

そのうちの一台が、Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)初期投資家でもあったスタートアップのテック企業、カリフォルニアを拠点とするRivian(リヴィアン)のR1Tです。Rivianに対するAbdul Latif Jameelの意欲的な支援は、世界全体の市場がよりサステナブルなモビリティソリューションに向かうために私たちが行う貢献の一例です。

EVの未来に向けて中東の舵を切る

人々には、よりクリーンでスピーディな、そしてスマートな未来のモビリティ構想、すなわち誰にとってもサステナビリティが真の選択肢である未来を実現していく権利があります。

2023年初めに、Jameel Motors(ジャミール・モータース)は、モロッコMG Motor(MGモーター)、エジプトGAC Motor(GACモーター)、トルコBYDの国内正規販売代理店となり、モビリティセクターの電動化に向けた取り組みを加速させています。

直近では、Jameel Motors(インターナショナル)は中国大手のZhejiang Geely Holding Group(ジーリーホールディンググループ/浙江吉利控股集団)との画期的な提携計画を発表しました。これは、Farizon Auto(遠程汽車)の新エネルギー商用車を、Farizonの新エネルギーCVブランドにとって新規参入となる多くの市場を含む、人口合計4億5,000万人の11ヶ国に販売するというものです。

契約締結会見の場で。薛涛(シュエ・タオ) Farizon New Energy Commercial Vehicle Group International Marketing Companyのゼネラル・マネージャー(左)、ジャスミン・ウォン(王玉平) Abdul Latif Jameelのモビリティ部門バイスプレジデント(右)

これらのアライアンスは、中東、中国、北アフリカの多くの地域にわたるJameel Motorsのハイブリッド車および電気自動車の供給実績を基盤とするもので、特にトヨタとの長期的なパートナーシップにより、同社は新たなエネルギー自動車セクターをリードする存在となっています。

その他の主要なパートナーシップには、サウジアラビア、モロッコ、トルコおよび中国でのレクサスのハイブリッド車の長期的販売代理事業などがあります。ハイブリッド車は、化石燃料車から完全な電気自動車へと移行するための必要な足がかりとして広く認められています。

また、Abdul Latif Jameelは、インドのGreaves Electric Mobility(グリーブス・エレクトリック・モビリティ)に投資し、初めて内燃エンジン製品を超えた電動二輪・三輪車の販売実績を後押ししました。この画期的な提携により、今後も郊外地域の大気汚染は低減され、多くの一般家庭において電動モビリティが経済的に選択可能なものとなっていくでしょう。

コストの問題は、Jameel Finance(ジャミール・ファイナンス)の注力する課題でもあり、今年6月、エジプトでのEV普及の促進のために策定された新しい資金調達プログラムが開始されました。このスキームは、最長5年間の柔軟な返済プランをはじめ、さまざまな資金調達オプションにより、購入希望者が最大300万エジプトポンド(約6万3,000米ドル)相当の電気自動車を所有できるようにするものです。保険やメンテナンスについても同様の契約が用意されています。

中東では全体的にローン制度が一貫しておらず、社会によっては簡単に融資が受けられない状況にあるため、抜本的な資金調達イニシアチブは歓迎すべきものです。

中東は、少なくとも心理的には、電気自動車の恩恵を享受する準備が十分に整っています。UAEとオマーンはネットゼロへの期限を2050年に設定し、その隣のサウジアラビアでは2060年を目標としています。カタールとエジプトは、2030年までにモビリディ部門を含む温室効果ガスの排出が多いセクターでの大幅な排出削減を計画しています。何十億ドルもの資金が同地域全体のEVインフラと促進に投入され、その投資は、中東が徐々にエコカーへと移行していくなかで回収され始めています。しかし、長年にわたり石油やガスと深く結びついてきた文化において、今のところ、販売額はより成熟した市場が達成している規模に比べて大きく遅れをとっていることを見過ごしてはなりません。地球温暖化の波を押し戻す闘いのさなかにあって、官民の部門が共通の利害を見出し、互いの補完的資産を活用して中東全体へのエコカーの迅速な展開を支援していかなければなりません。

Deloitteの調査によれば、中東の自動車購入者は未来志向が強いことで知られており、「未来風の外観で、高度なメカニックを搭載した、デジタルイノベーションが満載」な車種を好むとされています[19]。今後5年間でこの地域のEV市場を3倍に成長させるという潜在的な可能性を実現するには、立法者、メーカー、金融業者が、見識ある購買層の願望に刺激を受け、導かれることが必要といえるでしょう。

[1] https://www.iea.org/reports/global-ev-outlook-2024/trends-in-electric-cars

[2] https://www.iea.org/reports/global-ev-outlook-2024/trends-in-electric-cars

[3] https://www.globenewswire.com/news-release/2023/10/04/2754445/0/en/Middle-East-Oil-Gas-Market-Report-Market-Size-Share-Consumption-Production-Historical-and-Forecast-Data-2019-2030.html

[4] https://rhomotion.com/news/the-middle-east-ev-market-trends-investment-and-opportunities/

[5] https://www.rolandberger.com/en/Insights/Publications/EV-Charging-Index-Expert-insight-from-the-Middle-East.html

[6] https://www.deloitte.com/middle-east/en/our-thinking/mepov-magazine/securing-the-future/the-middle-east-goes-electric.html

[7] https://www.reuters.com/business/autos-transportation/saudi-crown-prince-launches-ceer-first-saudi-electric-vehicle-brand-2022-11-03/

[8] https://www.adlittle.com/en/insights/report/global-electric-mobility-readiness-index-gemrix-2023

[9] https://www.iea.org/reports/global-ev-outlook-2024/trends-in-electric-cars

[10] https://jordantimes.com/news/local/jordans-ev-sales-expected-spike-459-2023-report-finds

[11] https://news.cgtn.com/news/2024-03-13/Middle-East-insights-Why-is-UAE-a-target-market-for-Chinese-EVs–1rWBEXns6pG/p.html

[12] https://www.investmentmonitor.ai/news/statevolt-to-build-new-battery-cell-gigafactory-in-uae/

[13] https://rhomotion.com/news/uae-announces-first-battery-recycling-plant/

[14] https://www.spglobal.com/commodityinsights/en/market-insights/latest-news/metals/050822-saudi-arabia-to-develop-ev-metals-steel-projects-as-part-of-32-bil-investments

[15] https://www.evcandi.com/news/saudi-arabia-launches-company-roll-out-ev-infrastructure

[16] https://www.reuters.com/article/business/saudi-electricity-signs-deal-with-japanese-firms-for-first-ev-pilot-idUSKBN1F30U1/

[17] https://info.oregon.aaa.com/aaa-study-whats-the-real-range-of-electric-vehicles

[18] https://www.evspecs.org/electric-cars-with-the-longest-range

[19] https://www.deloitte.com/middle-east/en/our-thinking/mepov-magazine/securing-the-future/the-middle-east-goes-electric.html