• 世界的に有名な歌手であり、アンドレア・ボチェッリ基金の創始者でもあるアンドレア・ボチェッリ氏が、新しい奨学金の契約の署名にRCMを訪問
  • 世界的な社会慈善活動団体、コミュニティ・ジャミールがABFと提携しRCMで奨学金を設立
  • 2020/21年から毎年、声楽科の学生を優先して支援するアンドレア・ボチェッリ基金&コミュニティ・ジャミール奨学金
  • RCMのMore Musicキャンペーンの主な目的は、RCMの奨学金プログラムを拡大し、優れた音楽教育の門戸を広げること

グローバル慈善活動団体のアンドレア・ボチェッリ基金 (ABF)およびコミュニティ・ジャミールは、本日、ロンドンの英国王立音楽大学 (RCM)で国際奨学金の新設を発表しました。これにより、将来有望な歌手たちに、実績とニーズに基いて世界最高峰の音楽院への入学の扉が開かれることになります。この発表は、両組織のリーダーシップと平行して、世界的に有名な歌手であり、ABFの創始者でもあるアンドレア・ボチェッリ氏と、コミュニティ・ジャミールの創始者であるムハンマド・ジャミールKBEがRCMを訪問した際に行われたものです。ボチェッリ氏およびその他の人気スターはRCM学長コリン・ローソン教授と共にサイン会に参加し、明日のオペラスターのための専用トレーニングセンターであるRCMオペラスタジオで、才能ある若い歌手たちの興行に耳を傾けました。アンドレア・ボチェッリ基金&コミュニティ・ジャミール奨学金は、「More Music: Reimagining the Royal College of Music」キャンペーンの一環である  基金によって設立されました。この奨学金はRCMで学ぶ全日制の学生の支援に利用され、オーディションでの実績やニーズに基づいて支給されるもので、才能ある学生は障壁を乗り越え、世界クラスのトレーニングを受けることができます。

有名なテノール歌手アンドレア・ボチェッリは、人々とコミュニティを力づけ、障壁を乗り越えて潜在能力を最大限に発揮できるよう2011年にABFを設立しました。創造性、起業家精神、イノベーション、若者に焦点を当てたこの基金の基本的価値観の多くは、世界的慈善活動団体コミュニティ・ジャミールと共有されています。今年初めサウジアラビアのアル・ウラで開催されたタントラ・フェスティバルの舞台上でボチェッリ氏は、コミュニティ・ジャミールの創設者であるムハンマド・ジャミール氏によって自身がどのようにして慈善活動を追求し、ABFを創立するようになったかを 明らかにしました。コミュニティ・ジャミールは、2003年に芸術家やクリエイティブなコミュニティ支援団体であり、コミュニティ・ジャミールが2003年に設立したArt Jameelを通じたものを含めて芸術学習の促進に尽力しています。

マエストロ・アンドレア・ボチェッリは述べています。「アンドレア・ボチェッリ基金は、音楽教育は子供や青少年の生活に不可欠なものになるだろうと考えています。実際、基金のスタッフとボランティアは、音楽を自己の発見と完全な表現のための強力なツールとして活用した、世界クラスのプログラムと方法論を取り入れ、促進する活動に精力的に取り組んでいます。」 マエストロはまた、「私たちの大切なパートナー、コミュニティ・ジャミールと協力し、世界で最も高く評価されている教育機関の1つである英国王立音楽大学にアンドレア・ボチェッリ基金&コミュニティ・ジャミール奨学金を設立し、音楽教育への私たちの尽力を支える新たな一歩を踏み出すことにとても興奮しています。」とも述べています。

Royal College of Music and Andrea Bocelli Foundation Launched Scholarship
L-R: Mrs Veronica Berti (wife of Maestro Bocelli), Mohammed Jameel (Founder of Community Jameel and Advisor to the Andrea Bocelli Foundation), Andrea Bocelli (Founder of the Andrea Bocelli Foundation), Emily Sierra (fourth year RCM student from the USA), Zwakele Tshabala (first year RCM Masters student from South Africa), Ms Laura Biancanali (President of the Andrea Bocelli Foundation), Professor Colin Lawson (Director of Royal College of Music), Mr Stefano Averda (Chairman of Andrea Bocelli Foundation), Fady Jameel (President of Art Jameel)

 

コミュニティ・ジャミール・インターナショナルの代表、フェイディ・ジャミール氏は述べています。「私たちにはより良い未来のための革新という目標があります。世界的な教育機関である英国王立音楽大学は、あらゆる人々に音楽教育を提供するための創造的なアプローチに取り組んでいると思いました。アンドレア・ボチェッリ基金とパートナーシップを結び、マエストロ・ボチェッリ自身に触発され、私たちは世界中の才能ある歌手志望者たちが最高の声楽トレーニングを受けられるよう尽力しています。アンドレア・ボチェッリ基金&コミュニティ・ジャミール奨学金の将来の奨学生が、音楽において最高業績を上げることを楽しみにしています。」

QS世界大学ランキングでは、RCMはパフォーミングアーツにおける英国最高の音楽大学とランク付けされています。「More Music」キャンペーンは、同大学を変革し、サウスケンジントン・キャンパスのサイズを2倍にする一世代に一度の機会です。新しい施設の建設に加えて、RCMでは奨学金プログラムを拡大し、才能ある音楽家が、資金不足を理由にRCM教育を受けられなくなることがないようにするための資金集めを行っています。RCMは2018/19年度、学生の半数以上に300万ポンドの奨学金を提供し、2020年までに学生の75%に財政支援を行うことを目指しています。

RCM学長コリン・ローソン教授はコメントしています。「英国王立音楽大学のMore Musicキャンペーンに対するアンドレア・ボチェッリ基金とコミュニティ・ジャミールの献身に非常に感謝しています。この新しい奨学金によって若い歌手が毎年、経済的な負担なくRCMで学ぶ素晴らしい機会が得られます。More Musicキャンペーンの主な目的の1つは、全ての人が音楽教育を受けられるようにすることです。このような博愛主義的パートナーシップは、このビジョンに不可欠です。」

この新しい構想の立ち上げには、ステファノ・アヴェルサ(ABF会長)、ベロニカ・ベルティ(ABF副会長)、ローラ・ビアンカラニ(ABF代表)、およびフェイディ・ジャミール(Art Jameel会長兼コミュニティ・ジャミール会長)などの代表者が出席しました。