中東と極東の関係構築がいかに世界の情勢を再定義するか

古来の「シルクロード」から現代のデジタルコミュニケーションチャネルに至るまで、極東は豊かで多彩な歴史をMENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域と分かち合ってきました。ここ数十年で両地域の結びつきは強まり、インフラからツーリズム、エネルギーや防衛まで、幅広いセクターにわたって強固な経済的、文化的パートナーシップを構築しています。

サウジアラビアと中国の関係発展の経緯

サウジアラビアは、米国や西ヨーロッパと長きにわたる緊密な関係を構築してきました。1990年代になると、世界動向の変化から、サウジ王国は日本や韓国、そして特に中国といったアジア諸国との関係強化に動き始めました。時を同じくして、中国はアラブ世界との関係強化を模索していました。特に、2013年にグローバルなインフラ開発戦略である一帯一路構想(BRI)を立ち上げて以降その路線を強めていた 中国は、2016年に「アラブ政策文書」を発表し、アラブ諸国との連携を深める歴史的、文明的、さらには地理経済的な理由を明確に示しました[1]。以来、中国はほぼすべてのアラブ国家と協力協定を締結し、その多くはアジアインフラ投資銀行(AIIB)のメンバー国となりました。

サウジアラビアのアラブおよびイスラム世界における影響力と世界のエネルギー市場での決定的な役割ゆえに、同国は中国にとって欠かせないパートナーです。同様に、中国やその他のアジア諸国は、同王国の国際関係の多様化と野心的な国内経済改革の助力となっています。

サウジと中国の関係構築における主要なマイルストーン

中国とサウジアラビア国家間の高次レベルでの最初の関わりは、1999年、中国の江沢民国家主席のサウジアラビア訪問でした。これに続き、2006年にはアブドラ国王が中国を訪れました。

関係構築の主なマイルストーンは以下の通りです。

  • 1999年:中国の江沢民国家主席がサウジアラビアを訪問
  • 2006年:アブドラ国王が中国を訪問
  • 2017年:習近平国家主席がサウジアラビアを訪問、サルマン・ビン・アブドゥル・アジズ・アル・サウード国王が中国を訪問
  • 2019年:ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が中国を訪問
  • 2022年:習近平国家主席がサウジアラビアを訪問

2017年のサルマン国王の訪中により、特に政治、安全保障、軍事、経済、インフラ分野のプロジェクトでの二国間協力の拡大が実現しました。同様に、2016年と2022年の習近平国家主席の訪問は、貿易、文化、ツーリズム、テクノロジー、エネルギーにわたる複数セクターでの包括的な戦略パートナーシップを確立するうえできわめて重要でした。

2016年の習氏訪問の際、経済および戦略的連携に焦点を当てる中国・サウジアラビアハイレベル連合委員会(HLJC)が結成され、両国間で約300億米ドルの合意が締結されました[2]。2017年の第2回HLJC会合では、サウジアラビアのジザン州への投資誘致を目的とした共同投資ファンドと「Saudi Silk Road Industrial Services」(サウジシルクロードインダストリアルサービス)が設立されています。

2022年には、節目となる3つのサミットが開催されました。サウジ・中国サミット、初の中国・湾岸協力会議(GCC)諸国サミット、初のアラブ・中国サミットです。これらのサミットにより、中国が中東および北アフリカ(MENA)地域に参入する際の入口としてのサウジアラビアの役割が強化されました。また、これによりエネルギー、投資、教育、文化交流などの分野における連携深化の基盤が構築されました。

BRIとサウジ・ビジョン2030のアラインメントにより、これらの取り組みは継続的に進められ、貿易、インフラ開発、そして特にツーリズムや文化交流を通じた人と人との繋がりが強化されています。

サウジアラビアと中国の連携による貿易と経済への影響

サウジアラビアと中国は緊密な経済関係を構築し、同地域および世界的な舞台に多大な影響力を及ぼしています。両国とも世界貿易機関やG20、その他のアジアインフラ開発銀行(AIIB)をはじめとする内部の経済組織およびブロックの加盟国です。

サウジアラビアは、中国にとってMENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域における初の貿易パートナーです[3]。2001年以降、同王国は中東における中国の最大の貿易パートナーであり、中国の対GCC貿易の35%以上を占めています[4]。2013年の時点で、中国はサウジアラビアの貿易パートナーとして全体でトップになりました[5]

これに伴い、サウジアラビアと中国の貿易は著しく拡大しています。1990年には4,170億米ドルでしたが、2023年には1,070億米ドルとなり[6]、2019年から2023年の間の貿易総額は4,190億米ドルを超えました[7]

中国はサウジの原油の最大輸入国です。2022年には、サウジから中国への輸出総額780億米ドルのうち、炭化水素が660億米ドル近くを占めました。中国のサウジアラビアへの輸出は主に消費財(50%)が占め、残りが機械、電子製品、金属、繊維製品、衣類となっています[8]

中国によるサウジ・ビジョン2030への支援は、2016年以降の投資の急増という結果をもたらしています。2005年から2024年6月までに、中国はサウジのインフラプロジェクトに540億米ドルを投資しました。その大部分は2016年から2024年に集中しています。この期間に、中国はサウジアラビアに総額140億米ドルを拠出し、そのうち90億米ドルは2019年から2024年に拠出したものです[9]

2019年、両国は総額280億米ドルとなる35の経済協力合意を締結しました[10]。合意内容は、再生可能エネルギー、製造、風力タービン構造、タービンブレード、風力発電機、さらに中国企業がリヤドで事業活動を行うためのライセンス供与など多岐にわたります。2022年には、グリーンエネルギー、クラウドインフラやその他のデジタル技術、輸送、建設などの分野でさらに総額300億米ドルの取引が合意されました[11]

現在、750社近い中国企業が、建設、エネルギー、石油化学業界をはじめとするサウジアラビア市場で活動しています[12]。同様に、サウジアラビアも中国の、特にエネルギーと石油化学セクターで複数の投資を行っています。2024年8月には、公共投資基金(PIF)が中国の金融機関6社と500億米ドル規模の覚書(MoU)を交わしています[13]

 

Jameel Motorsの中国での事業展開

最近、Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)は中国の自動車業界参入から25周年を迎えました。当社の中国展開は1998年、中国でトヨタとレクサス車を取り扱う自動車事業を成都で立ち上げたのが始まりでした(現在のJameel Motors China(ジャミール・モータース・チャイナ))。それ以来、中国での主戦略は新エネルギー車(NEV)の急速な進化とともに拡大し、この計画は今後さらなる成長が見込まれます。2024年、Jameel Motorsは中国の新エネルギー商用車のリーダーであるZhejiang Geely Farizon New Energy Commercial Vehicle Group(浙江吉利遠程新能源商用車集団有限公司/Farizon Auto)との契約を締結し、総人口4億5,000万人となる世界11ヶ国でFarizon AutoのNEVの販売代理を請け負うことになりました[14]。また当社は、BYDMG Motor(MGモーター)、GAC Motor(GACモーター)、Changan(長安汽車)、Geely Auto(吉利汽車)など、急成長するその他の中国の自動車ブランドの乗用車との強固な結びつきをさらに深め、2024年10月には中国・深圳に新たなコーポレート・オフィスを開設しました。

英国のMillbrook Proving Groundの施設で試験を行うFarizon SVの完全電動バン。画像提供:Jameel Motors

サウジアラビアと中国がより緊密な結びつきを構築しているのはどの業界セクターでしょうか?

サウジアラビア、中国、そして他のアラブ諸国は、MENAT(中東、北アフリカ、トルコ)全域の大規模かつ多岐にわたる建設プロジェクトに関与し、さらなる経済発展と連携を強化する高価値のユーティリティや商業および文化的インフラを構築しています。この数十年間にスーダンで進められている多くのダム建設や、ジザン経済都市での中国とサウジアラビアの共同プロジェクトであるジザン工業クラスター、またアルジェリアで新たに落成したジャマー・エル・ジャザイル・モスクなど、極東の国家はこの地域の街並みで存在感を増しています。

一方で、その背後で進むデジタルインフラ開発により、ビジネスとコミュニケーションの最新化が進んでいます。Huawei(ファーウェイ)、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント)など複数の中国企業が、UAE、サウジアラビア、エジプトその他の国での存在感を増しており、同地域のスマートシティやクラウドコンピューティング、eコマースプラットフォーム、次世代の5Gネットワークへの需要を活性化しています[15]

エネルギーは中国とGCC(湾岸協力会議)諸国の戦略的関心の主要な対象分野であり、世界の確定石油埋蔵量の45%、原油輸出の25%を誇ります[16]。当然ながら、中国はGCCの最大貿易パートナーかつ最大の石油化学製品輸出市場であり、石油の40%をアラブ諸国から輸入しています。

中国とサウジアラビアは、自分たちのエネルギーの未来を確実なものとすべく、複数のコラボレーションを行っています。一例として、Saudi Aramco(サウジ・アラムコ)は、Yanbu Aramco Sinopec Refining Company(ヤンブ・アラムコ・シノペック・リファイニング・カンパニー/YASREF)におけるSinopec(シノペック/中国石油化工)との長期的パートナーシップを結び、最近中国のRongsheng Petrochemical Co. Ltd(ロンション・ペトロケミカル/栄盛石化)の34億米ドルの株式を取得しました[17]

これは、石油に限った話ではありません。ビジョン2030の一環として、サウジアラビアは2030年までに自国のエネルギーの50%を再生可能資源で生産する計画を進めています。そしてその実現を支援しているのが極東です。近年、数々のグリーンエネルギープロジェクトと共同事業が開始されています。韓国企業とのパートナーシップによる20億米ドルの太陽光およびカーボンブラック統合施設や、中国のシルクロード基金など、プロジェクトは多岐にわたります。同王国での12GWを超える太陽光資産の開発に加え、さらにはUAE、南アフリカ、ヨルダン、エジプト、モロッコでの太陽光および風力プロジェクト開発にも支援が向けられています。[18][19]

ツーリズムもまた富を生み出す主要な源です。そして世界最大の海外旅行客の源泉である中国が主なターゲットです。サウジアラビアは、2030年までに年間500万人の中国観光客を惹きつけるという目標を定めており、中国は同国への観光客数で第3位となっています[20]

サウジアラビアでは、中国市民がビザを取得しやすい措置が取られ、2023年にはサウジアラビア航空が中国への直行便を就航して2国間の接続性が高められました。同年、サウジ観光局は上海で第1回目となる国際観光誘致キャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは5億人の中国人にリーチし、参加者は8万人に上りました[21]。その後を追う形で、中国はサウジアラビアに対し、中国人グループツアーの承認済み渡航先ステータスを承認しました。現在、中国の旅行代理店の多くがサウジ行きのパッケージツアーを組んでいます。2024年前半のみで10万人以上の中国人観光客が訪れ、対前年比で29%の伸びを見せています[22][23]この旅行客数の急伸は大幅な収益増加と2国間のさらなる文化的な関係強化を意味しています。

中国とサウジアラビアの文化的交流の進展

ビジョン2030では、グローバルな舞台でのサウジアラビアの遺産、価値、そしてソフトパワーの発揮が模索されています。中国は同王国の文化的探究を強力に支持し、継続的な連携の構築にとどまらない取り組みを行っています。最近では、両国は図書館、文化施設、視覚芸術、芸能、劇場、建築、デザイン、伝統工芸のプログラムを立ち上げています。

教育は最重点分野です。2017年に北京大学にアブドゥルアズィーズ国王公共図書館が開設されたことは大きな節目であり、同施設は中国におけるアラブの最大のプラットフォームの役目を果たしています[24]。2019年には、サウジアラビアはサウジの全レベルの学校での北京語の導入を発表し、単一の言語のみを教えるという長年の方針を転換しました[25]

中国では、そのお返しとしてアラビア語教育の拡充が図られています[26]。同時に、両国では交換留学制度の整備が進み、中国で学ぶサウジの学部生やその逆パターンの学生数が増加しています。

今日の学生は明日の投資家であり、イノベーターであり、起業家です。その多くが、今では中国とサウジの連携を当然のこととして捉えています。

その他のMENAT諸国が深める極東との繋がり

この地域で関係の構築とより深い結びつきを確立しようと模索している国は、中国とサウジアラビアだけではありません 例えば、サウジアラビアと日本は、エネルギー分野、特に石油とガスにおいて強固なパートナーシップを築いており、日本は原油の輸入の40%を同王国に依存しています[27]。また、日本企業はサウジアラビアの石油化学プロジェクトで重要な役割を果たしています。例えばPetro Rabigh(ペトロ・ラービグ)のベンチャーは、Saudi AramcoとSumitomo Chemical(住友化学)の共同事業です[28]

日本はサウジアラビアのビジョン2030の重要なパートナーであり、ロボティクスやAI、再生可能エネルギー分野の技術とイノベーションにおける専門知識を供与しています[29]。2022年に、両国はアンモニアとカーボンリサイクルの取り組みなどクリーンエネルギーに関する合意を締結し、日本では2050年、サウジアラビアでは2060年の炭素排出ネットゼロを目指しています[30]

日本企業は、高速鉄道システム開発をはじめ同王国の主要なインフラプロジェクトに関わっています。メッカ、メディナ、ジェッダ、そしてキング・アブドラ・エコノミックシティを結ぶハラマイン高速鉄道はその一例です。

また、日本の投資もエジプトのインフラ開発できわめて重要な役割を果たしており、カイロの地下鉄システムなどのプロジェクトで多大な貢献がなされています。2022年、日本の国際協力機構(JICA)はエジプトとカイロ地下鉄4号線第1期整備事業について合意を交わし、エジプトの交通網とインフラの最新化に向けた日本の継続的なコミットメントが示されました[31]。2国間の貿易規模は大きく、日本は自動車、機械、電子製品をエジプトに輸出し、エジプトは石油、天然ガス、農産品を日本に輸出しています[32]

Abdul Latif Jameelにも、80年前の会社設立当初から日本とのきわめて強固な結びつきが存在します。特にトヨタとは70年を超える長期的なパートナーシップを築いています。このパートナーシップは、MENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域でトヨタ・レクサスのハイブリッド車や水素燃料自動車などの新しいサステナブルな車種の認知度や人気を向上するうえで重要な役割を果たしています。

また、乗用車だけでなく、日野トラック、トヨタマテリアルハンドリング、小松製作所の建設・鉱山機械、さらには幅広い建設業向け発電ソリューションなど、さまざまな極東ブランドとのパートナーシップを通じて商用車、産業機械およびロジスティクスなどの分野にも積極的に進出しています。

2024年、Abdul Latif Jameelは日本の東京ミッドタウン八重洲と中国・深圳新たなオフィスを設置し、既存の、また将来的なビジネスパートナーとの連携拡大に努めています。

極東経済で急成長するもう1つの国、韓国でも、MENAT(中東、北アフリカ、トルコ)地域との連携強化が進められています。UAEは、韓国にとって湾岸諸国第2位の貿易パートナーです[33]。韓国はUAEのエネルギーセクターにおいてなくてはならない存在です。アラブ地域で初となるバラカ原子力発電所は韓国電力公社(KEPCO)により建設され、その開発に大きく貢献しています[34]

また、韓国にはトルコと長きにわたり連携してきた歴史があります。韓国企業により建設された世界最長の吊り橋であるチャナッカレ1915橋など、主要インフラプロジェクトの実績があります[35]。さらに、両国は防衛においても関係性を深めており、韓国は防衛技術をトルコに供与し、トルコは繊維製品と自動車部品を韓国に輸出しています[36]。貿易に加え、両国は再生可能エネルギー分野での合弁事業にも乗り出し、特に風力と太陽光発電プロジェクトが活発化しています。例えば、トルコ最大の太陽光発電所はKalyon Holding(カリヨン・ホールディング)と韓国のHanwha(ハンファ)のパートナーシップにより建設されました[37]

MENATと極東の今後の関係の展望

中国が世界でも傑出した経済大国としての地位を確立し、極東がもっとも活発な地域経済の1つである今、MENAT諸国がこれからも戦略的、経済的連携を強化していくことに異論の余地はありません。近年の動向を見れば、NEMATと中国、そしてその他の極東国家間の交流を通じ、すべての関係国の繁栄と政治的影響力は今後もさらに強化されるでしょう。そして、世界でもっともダイナミックなこの2地域は、将来に向けて揺るぎない連携を深めていくでしょう。

 

[1] The State Council, People’s Republic of China, “China’s Arab Policy Paper,” January 13, 2016.

[2] “Saudi Arabia, China Emerge as Comprehensive Strategic Partners as Chinese President Xi Jinping Wraps up State Visit,” Arab News, December 10, 2022

[3] https://www.chinadailyhk.com/hk/article/304514

[4] https://www.chinadaily.com.cn/a/202410/29/WS672016faa310f1265a1ca100.html

[5] https://www.chinadaily.com.cn/a/202410/29/WS672016faa310f1265a1ca100.html

[6] https://www.arabnews.com/node/2274256

[7] https://embassies.mofa.gov.sa/sites/China/EN/AboutHostingCountry/SaudiRelations/Pages/default.aspx

[8] World Bank, “China Product Exports and Imports to Saudi Arabia 2022.”

[9] https://www.aei.org/china-global-investment-tracker/

[10] https://www.reuters.com/article/business/saudi-china-sign-28-billion-worth-of-economic-accords-spa-idUSKCN1QB1EU/

[11] https://www.reuters.com/world/chinas-xi-starts-epoch-making-saudi-visit-deepen-economic-strategic-ties-2022-12-07/

[12] Hu Weijia, China-Saudi Arabia Investment Cooperation Strengthening Amid Global Uncertainties,” Global Times, November 26, 2024.

[13] Jack Dutton, “Saudi PIF Signs Deals Worth up to $50B with Six Chinese Institutions,”

Al-Monitor, August 2, 2024

[14] https://alj.com/en/news/jameel-motors-international-announces-global-collaboration-in-11-countries-with-geely-farizon/

[15] https://www.middleeastmonitor.com/20240925-china-tech-giants-eye-middle-east-for-growth-amid-rising-demand-for-digital-infrastructure/

[16] https://www.imf.org/external/pubs/ft/med/2003/eng/fasano/

[17] Aramco, “Aramco Completes $3.4bn Purchase of Rongsheng Petrochemical Stake,” July 21, 2024.

[18] https://carnegieendowment.org/posts/2025/01/how-china-aligned-itself-with-saudi-arabias-vision-2030?lang=en

[19] https://carnegieendowment.org/posts/2025/01/how-china-aligned-itself-with-saudi-arabias-vision-2030?lang=en

[20] https://www.chinausfocus.com/foreign-policy/china-saudi-cultural-ties-enter-a-new-era

[21] https://www.spa.gov.sa/en/N2004123

[22] https://www.arabnews.com/node/2536566/business-economy

[23] https://www.chinadaily.com.cn/a/202410/29/WS672016faa310f1265a1ca100.html

[24] https://kapl.pku.edu.cn/en/NewsandAnnouncements/News/0b3b88c9b5a6443d80d81926c1d48e0e.htm

[25] https://www.arabnews.com/node/1456466/saudi-arabia

[26] https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/14664208.2021.2005369

[27] https://fuelcellsworks.com/2024/12/27/electrolyzer/riyadh-tokyo-seek-to-expand-cooperation-in-clean-energy-technology-and-green-hydrogen

[28] https://japan.aramco.com/en/creating-value/services/projects/petro-rabigh

[29] https://theciotimes.com/japan-with-saudi-vision-2030-ministerial-roundtable-highlights-cooperation/

[30] https://fuelcellsworks.com/2024/12/27/electrolyzer/riyadh-tokyo-seek-to-expand-cooperation-in-clean-energy-technology-and-green-hydrogen

[31] https://www.railwaypro.com/wp/jica-signs-agreement-for-cairo-metro-line-4

[32] https://oec.world/en/profile/bilateral-country/jpn/partner/egy

[33] https://www.moec.gov.ae/en/-/uae-and-south-korea-discuss-strengthening-of-economic-investment-cooperation-unveiling-novel-frameworks-to-drive-startup-growth-in-both-markets

[34] https://www.world-nuclear-news.org/Articles/Korea-and-UAE-agree-to-expand-nuclear-cooperation

[35] https://www.enr.com/articles/57761-global-project-of-the-year-1915canakkale-bridge

[36] https://www.investkorea.org/ik-en/bbs/i-5073/detail.do?ntt_sn=491671

[37] https://dailyjus.com/world/2025/02/the-super-permit-turkiyes-renewable-energy-agenda