• 従来の配車サービスと自動運転モビリティに対応する、拡張可能な次世代の車両運行管理プラットフォームを構築する機会を模索
  • 自動運転車の展開を含め、サウジアラビアのアーバンモビリティの変革を加速させる基本合意書
  • サウジアラビアのビジョン2030に根差すこのコラボレーションは、サウジアラビアの国民に3万件の収入獲得の機会を生み出し、経済の多様化に貢献することが目標

Abdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)Uber Technologies, Inc.(NYSE:UBER/ウーバー)は、拡張可能な次世代の車両運行管理プラットフォームを構築する機会を模索するための基本合意書(MoU)に署名したことを発表しました。サウジ・ビジョン2030の目標に沿い、このコラボレーションでは、サウジアラビアにおける社会経済的な成長および収入獲得の機会の創出を目指しています。

この基本合意書は、サウジ・米投資フォーラムの開催期間中に署名され、署名式典にはサレハ・アル・ジャセル運輸物流大臣およびルマイ・ビン・モハメド・アル・ルマイ運輸総局(TGA)局長代理が出席しました。基本合意書は、自動運転車(AV)の展開などにより、サウジアラビアにおけるアーバンモビリティ(都市の移動手段)の変革を促進することを目的としています。基本合意書は、Abdul Latif Jameelのサウジアラビア事業担当副会長であるハッサン・ジャミールおよびUberのCEOダラ・コスロシャヒ氏がそれぞれの会社を代表し署名しました。

自動運転モビリティに向けた開拓

自動運転車(AV)は、交通手段の未来にとって極めて重要です。Uberは、電気自動車やライドシェア、自動運転の未来に向けて取り組みを進めており、世界をリードする18社のAVパートナーとすでに連携しています。サウジアラビアは、エコシステムを配慮しながら進める都市の変革とAVの統合において、重要な役割を果たすことが見込まれています。Abdul Latif JameelはUberと協力し、AVの展開促進と現地の車両運行管理のサポートにおいて中心的な役割を果たします。

アーバンモビリティの変革により経済の多様化を支える

両社はこうした協力を通じて緊密に連携し、拡張可能なモビリティ(移動手段)のフリート(車両群)を構築し、サウジアラビア国民に3万件の収入獲得の機会を創出することを目指しています。

モビリティがサウジアラビアの都市変革において重要な役割を果たしている中で、基本合意書は現在および将来の機会や、ビジョン2030に沿ってドライバー、乗客、観光客のニーズにも対処しています。Abdul Latif Jameelの卓越した運用能力と地域における専門知識を、Uberのグローバルで革新的なモビリティテクノロジーとネットワークに組み合わせることによって、両社は経済の多様化を支援し、超大規模プロジェクトを進展させ、サウジアラビア経済に貢献します。

Abdul Latif Jameelサウジアラビア事業担当副会長 ハッサン・ジャミールの言葉:

「当社とUberとの連携は、よりスマートで、アクセスしやすく、自律的なモビリティの未来に対する共通のビジョンを反映しています。私たちは、このような著名な技術企業と共に仕事ができることを誇りに思います。また、サウジアラビアのビジョン2030を支援し、サウジアラビアが未来のモビリティの先駆けとして他の国々の手本となることを目指します。同じく重要なのは、この合意がどのように雇用機会の創出を通じてサウジアラビアの若者を力づけ、王国の長期的な繁栄に貢献していくのかだと思います。」

また、ハッサン副会長は基本合意書の署名式典にサレハ・アル・ジャセル運輸物流大臣が出席されたことについて、深い謝意を示しました。

Uber CEO ダラ・コスロシャヒ氏の言葉:

「サウジアラビアは、Uberにとって極めて重要な市場です。Abdul Latif Jameelと連携し、未来に向けて電気自動車やライドシェア、自動運転の普及を促進し、サウジアラビアの人々に収入獲得の機会を提供できることを喜ばしく思っています。私たちの目標は、Uberを自動運転技術の最適なプラットフォームにすることです。また、自動運転だけでなく従来の人間が運転する車両も含めた移動手段をこれからも提供し、人々の移動の利便性を高めることを目指しています。」

サウジアラビアを模範として、Abdul Latif JameelとUberは、モビリティの未来に向けて最先端の基準を作り、国際的に展開できる拡張可能な戦略を策定するという長期的な目標を掲げています。