トゥルキ・サルマン・アルスデイリー

トゥルキ・サルマン・アルスデイリーは、Abdul Latif Jameel（アブドゥル・ラティフ・ジャミール）傘下の独立系保険仲介業者で、サウジアラビアで保険およびリスクアドバイザリーのトータルサービスを展開するAbdul Latif Jameel Insurance Brokers（アブドゥル・ラティフ・ジャミール・インシュアランス・ブローカーズ）のCEOです。Abdul Latif Jameelは、1945年に故アブドゥル・ラティフ・ジャミールにより設立されたAbdul Latif Jameelは、多岐にわたる国際事業を展開する独立した同族企業です。

現職に就く前は、StarCare Insurance Brokers（スターケア・インシュアランス・ブローカーズ）のCEOとして手腕を発揮していました。同社は2021年10月にAbdul Latif Jameel Insurance Brokersと合併し、サウジアラビアの大手保険仲介業者のひとつとして、サウジ・ビジョン2030の金融サービスおよび保険に関する目標の達成に貢献しています。

アルスデイリーは、サウジアラビア通貨庁（SAMA）の保険・再保険ブローカー総合委員会（General Committee of Insurance and Reinsurance Brokers）の副会長に選出され、健康保険組合連合会（Council of Cooperate Health Insurance／CCHI）の健康保険常任委員会（Health Insurance Standing Committee）の委員に推薦されるなど、サウジアラビアの保険業界に積極的に携わっています。また、持ち前の起業家精神を活かしてサウジアラビア商工会議所（Saudi Arabian Chamber of Commerce）の起業委員会の委員をはじめ、金融、食品・飲料、不動産、プライベート・エクイティ・ファンドなどの多岐にわたる業界で役員を務めています。

アルスデイリーは、カナダのモントリオールにあるコンコルディア大学で金融学を専攻し、商学士号を取得しています。アルスデイリーは、モントリオールの世界的なビジネスジェット機メーカーでキャリアをスタートさせました。その後、サウジアラビアのリヤドでリヤド地下鉄プロジェクトに携わり、StarCare Insurance Brokersを発足しています。アルスデイリーは、英語とアラビア語が堪能です。

1945年に創業し、2020年に75周年を迎えたAbdul Latif Jameelは、多岐にわたる事業を展開する民間グローバル投資家です。世界経済を牽引する基幹産業の未来の創造を目指し、主要産業でさまざまな取り組みを実施しています。こうした取り組みの例としては、モビリティ、金融サービス、エネルギー環境サービス、医療分野への投資をはじめ、消費者向け製品や不動産開発、専門サービスなどの多角的な事業が挙げられます。

6大陸30か国以上で事業を展開し、世界中に代表事務所を構えるAbdul Latif Jameelは、11,000名に上る従業員を擁しており、従業員の国籍は40か国以上に及びます。